【英会話苦手・・・英語を話せない・・・】〜『英会話ができない』を定義せよ〜

あなたの『英会話ができない』を定義せよ

『英会話できない』と英会話スクールで学ぶ生徒はいいますが・・・

では、『英会話ができる』ってどんな状態のことでしょうか?

この英会話ができないと感じている理由を詳しく分解していかないと、改善策も見えませんし間違った勉強をして英会話ができないままになってしまうかも。

例えば、『英語を話せない』であれば、本当にそうなのか?どういう時にそう思うのか?を観察する必要があります。

というのも、別に話せないわけではない人が多いからです。

Hi, How are you?に対して、I’m good.と答えることができたり、Do you like dogs?という質問をされた時に、たとえ完璧に聞き取れていなくても犬が好きかを聞かれているなというのがわかって、Yes.と答えられたりしますよね?I study English.くらいであれば英語で、しかも文章で話せているわけです。

ではなぜ、そして何が、英語を話せないと感じさせているのでしょうか。英語が苦手な担当生徒を分析した内容をシェアしていきます。

『英会話中のストレス』を察知せよ

ざっくり『英会話ができない』という悩みを分解していくと、次のような悩みが挙げられます。

・いいたいことを英語で言えない→さらに細かく

・リスニングができない→耳が育ってないとか英語のルールを知らないとか単語を知らないとか

・メンタル的な問題→間違えたく無いとか伝わらなかったらどうしようとか緊張してとか

・自分の理想のスピーキング力ではない

これを順番に見ていきます。

 

いいたいことを英語で言えない

一番多いのがこの悩みですね。さらにこの悩みを分析していきます。

・英訳の仕方がわからない

そもそもどうやって英語にするのかがよくわかっていない状態です。

・文法がわからない

文法のさらにどの部分がわからないのかを把握する必要があります。

・単語がわからない

知らない単語はもちろん使えませんよね。

・相手に伝わらない

これにもいくつか理由があります。伝わる文章になっていないとか、カタカナ英語の単語を使って伝わらないのか、それとも発音のせいなのか、といったことが挙げられます。

リスニングができない

相手が言っていることを聞き取れないという点も、英会話が苦手という理由の一つです。

英語を聞く耳が育ってないと、日本語耳で聞いてしまって単語を聞き取れません。外国語が日本語に聞こえる、という空耳アワードなどありますが、まさにそれは日本語耳でしか聞けない人たちに起こる現象です。外国語耳を持っている人には日本語に聞こえません。もちろん日本語耳で聞こうとすれば聞けるかもしれませんけどね。

長文になると追いつかなくなるという悩みもときどき受けます。これは、3単語なら聞けても、接続詞で繋がった長い文章は途中から理解が追いつかなくなるということです。英語をいちいち日本語に訳していると追いつかなくなります。いわゆる英語を英語のまま理解するということが大事になってきます。

さらに、知らない単語は聞いてもわからないことも理由の一つです。試しにニュースを聞いてみてください。かなり難しいと思います。特に英語力自体に自信がないのならば、あとから字幕を見て、どんな単語でどんな発音なのかをチェックする必要があります。

発音のギャップと音の変化、脱落なども聞きとりづらくなる原因です、詳しくはまた別に記事にしていきますね。

と、ここまで担当生徒から耳が痛いと言われてきた内容だったのですが、実は相手の発音が原因で聞き取れないこともあります。

なまりとか、自分が学んできた発音とは違う発音をする人の英語は聞き取りづらいでしょう。例えばアメリカ英語で学んできた人にとってオーストリア英語は聞き取りづらいし、イギリス英語で発音を習得しても、アジア人の英語は聞き取りが難しいでしょう。

この辺りは仕方のないことなのであまり気にしないでください:) それよりも、わからなかった時にわからないことを相手に伝え、コミュニケーションが取れるような努力をすればOKです!

メンタル的な問題

これも意外と多いのですが、文法を間違えたくないと思って口から英語を発せないという人がいます。もし当てはまっているのであれば、立ち止まってこれについて考えてください。

日本語がたどたどしい外国人が、一生懸命日本語で伝えようとしているところを見て、あなたは笑ったり怒ったりしますか?きっとそうしないでしょう。こちらもがんばって相手の言うことを汲み取ろうとするはずです。

しかもわたしたちはネイティブではありませんし、母国語の日本語だって完璧に正しくは話せていないこともあるでしょう。

ですから、全くきにしなくていいんです。たとえ文章をうまく作れなくても、単語を並べただけになってしまっても、とにかく伝えようとしていればいいんです。相手もわかってくれます。

このほかに少数派でしたが、逆に自信がありすぎる人もいました。悪いわけではないのですが、はたからみたら全然なのに、自分ではできていると思っていて勉強しないという状況でした。こう言う人は正直これ以上伸びないでしょう。やりたくないとさえ言っていましたから。ではなぜスクールに通っているんでしょうね・・・?

自分の理想のスピーキング力ではない

実はこれが一番多いなと思いました。初心者メインのスクールで教えていますが、記事の始めの方でお話しした通り話せていないわけではない人が多くいます。SVOも作れているし、時々文法を間違えたとしても十分伝わるくらいのレベルなんです。

ただそういう生徒が求めるのは日本語での会話のように、スラスラと英語が出てくる状態。でも実際はなんて言えばいいか常に考えながらなんとか形にしています。

この理想と現実のギャップにより、英語を話せないと思っているのです。

まとめ

自分の理想とするところまで届いていなくてもコミュニケーションが取れていればOKということを覚えておいてください。

英語ができないという状態も、細かくみていくと何で困っているのかがわかるはずです。自分がスピーキングをする時に今これで悩んでいあるな、これがわかっていないなということを観察してください。そうすれば何をしたら良いか見当がついてくると思います。

英作文だけでなく、発音もリスニングも一朝一夕には身につきません。だからこそ、早くから始めて質と量を確保する必要があります。

初心者は特に時間がかかります。全部を一気にちょっとずつ学んでいくからです。だからこそ継続できた人が理想に近づけます。

とはいえ、なるべく楽しく工夫して勉強していきたいものですね:)

 

 

〜〜次回予告〜〜

今回の話から、英会話に必要なスキルについて投稿します。これを読んで実践すれば今と比べて飛躍できるはず!

それ以降の記事では、おすすめ英会話スクールやリスニングをさらに深掘りした対策、勉強方法、もちろん英作文についても投稿していきます。お楽しみに:)

 

もしこの話を聞きたいとか、これはどうなのといった疑問等ありましたrあぜひコメントをお寄せください。内容を検討し記事にしていきます!

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