発音の重要性 英語の音のルール
発音できれば聞き取れる
以前の記事でも書きましたが発音ができればリスニング力も向上します。
発音できる=英語の音がわかる=聞いた音がなんの音かがわかる=聞き取れる、理解できる
というイメージです。聞いた音と発音の仕方、つづりを結びつけることで、さまざまなパターンがインプットされます。そのインプットが増えていくとリスニング力も語彙力もアップすること間違いなし!
発音できれば伝わる
当然ですが発音がちゃんとしてくると、スピーキングではかなり相手に伝わりやすくなります。発音は、半分は自分のため、もう半分は相手のため。思いやりとも言えますね。
ここで試していただきたいことがあります。
スマホの音声認識を起動させてworkと発音してみてください。ちゃんとworkと認識されましたか?
もしそうでなければwalkと認識されると思います。つまり今の発音では違う単語に聞こえているため、相手に伝わっていないということになります。
Walk work それぞれ違う発音になるのですが、どんな音にあってどう発音するのかを知らなければ改善するのは難しいと言えるでしょう。
ですからぜひ!発音を学びましょう。この二つの単語は全然違う発音なんです。聞く時にどちらの単語かを認識できるようになるためにも、発音は学んでおいた方がいいんです。
Workとちゃんと認識されたなら、walkの方も試してみてくださいね。母音の発音もマスターできるとより良いです!
ここでタイトルの’food’が伝わらなかった話を・・・
外国人のお客様に、「日本料理は食べた?って聞きたいんだけど何て言うの?」と言われたので一文を教えましたが、foodが通じていなかったんです。
これは’F’の発音ができていなかったから。
下唇に上の歯を当てて息を出すイメージです。これができていないと’H’の発音になります。日本語の「ふ」の発音です。
このように一音違うだけで相手に伝わらないことが実際にあります。スピーキングで相手にちゃんと伝えるためにも、発音は重要なんですね。
英語と日本語の発音の違い
日本語は一文字一音&子音と母音がほぼセット
日本語の発音はマシンガンみたいと表現されることがありますが、これは英語と違って、一音一音が同じ強さで発音されるからです。
またひらがな一文字に対して一音が当てられています。
長さも同じ
一音の長さが同じなのも日本語の特徴です。一文字が同じ長さで同じ強さなのが日本語、その逆が英語、ということですね。
英語はリズムと強弱&子音単体の発音もある
日本語で言うと、月とか靴というと気の「つ」と「く」の発音のように、TやKだけ、つまり試飲だけの発音が英語には多くあります。日本語ではデスク「desuku」と母音とセットでの発音になりますが、英語では「デsk」という発音でインプットされているため、ネイティブにとっては子音だけの音はかなり普通です。
こういった違いを理解して発音できるようになり、日本語の音ではなくちゃんと「英語の音」として認識できるようになるとリスニングも伸びていきます。
英語の発音の仕方で英語を音読してみよう
実際に英語の発音と日本語の発音の違いを体験してみてください。
まず「ありがとうございます」をふつうに言ってみてください。
特に問題なくさらっと言えますよね。
では次は、英語ネイティブが日本に観光旅行に来て「ありがとうございます」と言っているのを想像してまねして言ってみてください。
「ありがーとうござーいます」のように、「が」「ざ」の二箇所が強く長く発音されているイメージが湧きませんか?カタコトな感じ。
図で表すとしたら・・・
⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎ が日本語
⚫︎⚫︎⚫️⚫︎⚫︎⚫︎⚫️⚫︎⚫︎ が英語
タタターンタタターンみたいな感じでしょうか。音楽がわかる方なら、⚫️が四分音符、⚫︎が八分音符です。
文字では伝わらないのでYoutubeで伝えようかと考え中です・・・💦
リズムと強弱(アクセント)つければ勝手に英語の発音ができる
以前の記事で紹介したリンキングと脱落、ここにアクセント+長さを入れていくと英語の発音で英語を話すことができます。さらに子音だけの音もちゃんと意識する必要がありますね。
I’m a student.
という文章でやってみます。
まずI’mを正しく発音できていますか?
振り返ってみていただきたいのが、「ム」って発音しちゃってませんか?ということ。「mu」となると日本語の発音になってしまいますので「m」だけを発音してくださいね。「m」は唇を閉じる発音です。日本語で言うと、「サンマ」の「ン」の発音です。唇が閉じて「ン」と言っているイメージです。ハミングの時と同じですね。
続いて「a」と「I’m」をリンキングさせます。
「m」の唇を閉じた状態から「あ」の口にします。そうすると口が勝手に「マ」の発音と同じ動きになり、結果「マ」という音を出してくれます。実はこのように頭で考えなくてもネイティブの自然な発音はできるんです。慣れていくと英会話中も発音を意識せずに英語の発音をしながら話せるようになります。勝手に発音は感覚派の人が得意なのもここに理由がありそうです。
次に「student」ですが、「u」を強く長く発音してみてください。単語の最後の「t」を、「ト(to)」と言う発音がしにくいと思いませんか?それこそが英語の子音が脱落するということです。
脱落もリンキングも、発音しやすさのためにある、と思ってくださいね。
では通してみましょう
I’m a student.
脱落もリンキングもできましたか?
発音できるようになって、さらにリスニング力も伸びる。そして相手にもちゃんとつたわる。発音を学ぶのは一石三鳥なんです。

コメント