【リスニング対策まとめ】リスニングできないタイプと原因〜実は英語を聞ける人は全部聞いているわけではない2〜

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「リスニングができない」を分析

「リスニングができない」とは、どんな状態なのでしょうか。なぜ、そしていつそう思うのでしょうか。

よくあるのが「そもそも聞き取れない」「ゆっくりなら聞けるかもしれないけど、音が変わったりしてわからない」というもの。

同じ「リスニングができない」という悩みでも、原因は様々。この記事ではそれらと原因ごとの対策も一緒にまとめましたので、自分の悩みに一番近いものを勉強の参考にしてください:)

原因と対策

そもそも英語を聞き取れていないとき

原因:英語耳が育っていない、発音のルールを理解していない、実際と自分が思っている発音とのギャップがあるせい、単語を知らない

そもそも英語自体を聞き取れていないと感じるなら、リスニングの量が圧倒的に足りていないか、知っている単語と実際の単語の発音に差があることが特に大きな理由です。「英語耳」を育てる必要があります。

カフェで実際にあったできごとで(これまた以前の記事で話しましたが・・・同じ例ですみません)こんな風に言われました。

レジを担当していた男性のバリスタ。海外旅行客らしいお客様が「カラモゥ」と言っていました。

英語が分かる人なら「caramel」とわかるところが、レジ担当の男性バリスタは「エカラモウという英語が分からないので担当を代わってください」とわたしに頼んできました。

「caramel」はキャラメルのことですね。

英語耳があるだけで分かるものなんだなあと思った出来事でした。

ほかにも「syrup」の発音が「サイラ」にしか聞こえない、アジア系の見た目の女性客もいました。「syrup」はシロップのことで、’u’の発音が日本語の「あ」の音と近いような発音で、’sy’の部分はカタカナで書くとしたら「シ」とか「スィ」に近いのですが・・・

アジアのなまりはかなりハードルが高いですね。

なまりは置いておいて、英語は文字通りの発音がされるわけではないので、カタカナ発音で覚えてしまったりリスニングの量が少なすぎるとこのようなところで躓きます。

さらに、発音もかなり重要です。英語の発音はそもそも発音されないことも多いので、発音されていない=聞こえない音を理解しなければいけません。日本語のように100%はっきり発音されないことを頭に入れて英語の音に慣れていく必要があります。

ということで、全部の音を100%聞かなくても英語はわかりますし、一部分からない単語があってもちょっと考えればわかることもあります。

聞き取れるけど理解できないとき

原因:単語を知らない、推測できない、文法がわからない、推測ができない

英語自体は聞き取れているけれど内容がわからない、なんていうこともあるでしょう。

単語自体を知らない、文法がわからないなどが原因として挙げられますが、単語さえ分かれば文法が分からなくても推測することができます。一方単語を知らないときは仕方がありませんのであきらめましょう。

「それじゃ結局わからないじゃん」と思ったなら、その通りです。

逆に質問ですがどうしたらいいと思いますか?

答えは簡単。単語の意味や相手が言った内容を聞き返すだけです。もしできそうなら単語のつづりと発音の仕方まで聞いてもいいかもしれません。英語を学んでいるけどまだ難しいんだ、ということを伝えると相手は親切に教えてくれます。

英会話の公式3のコミュニケーションを活かしましょう:)

そして、これがこの記事で一番伝えたいこと。

知らない単語の多くはそもそも聞き取れませんし、聞き取れても意味が分からないことがほとんどですが、そこで『推測』することが大事なんです。

実際ちょっと単語が分からなくても前後の話から分かります。

実際の体験談をもとにお話しします。

これもカフェでのお話です。中年くらいの見た目の男性客が、ドリンクを注文しました。そのあと店内で飲むのか持ち帰るのかを聞いたところ、「タイカ」と言ってきました。

これなんて言っているか想像つきますか?

ヒント⇩

「タイカ」という単語を言う時に、紙のカップを指さしています。

さて、この「タイカ」が何か、わかるでしょうか?推測してみてください。

・・・・・・・・・・・・・

答えは「take out」でした!

これはオーストラリア英語の、本来’エイ’と発音される単語が’アイ’と発音されるなまりのようなものだと考えらえれます。

「テイク」→「タイク」+「アウト」が短く弱く発音される→「タイカ」

ドリンク名はわかったものの、その後の会話では何を言っているのかさっぱりでしたが、このボディランゲージのおかげで持ち帰るということが分かりました。

このように、文脈を考えると知らない単語や聞き取れなかった発音でもわかるんです。

ということで、単語が少しわからなかったといって理解するのをあきらめない!聞き取るのはあきらめてもいいですが、コミュニケーションと推測を使って理解する努力はしましょう!!

長文になると理解が追いつかなくなる

これもあるあるの悩みですね。これも推測と同じくらい大事なので自分は普段どうしているか思い出しながら記事を読み進めてみてください。

ポイントは

・日本語に訳さない

・前からそのまま理解していく

のふたつ。

まず『日本語に訳さない』について、いちいち日本語に訳している間にどんどん次に行ってしまって追いつかなくなる、ということが起きています。

長文はもちろん、いくつかの文章を連続して話されてしまうとこれも追いつかないでしょう。

日本語に訳さないことについては、二つ目の『前からそのまま理解する』にもつながってきます。

これはつまり『英語のまま理解する』ということです。詳しくはこちらの記事の『英語のままの頭』の項で書いていますのでぜひ目を通してみてください:)

リスニングは一瞬で過ぎていきます。ですから『瞬間理解力』が必要なんです。そのためにはお話しした二つをいつでもできるようになってくださいね。

理解までに時間がかかる

原因:日本語に訳しちゃってる、頭の中で書き起こししていて間に合わない

時間がかかることについてはリスニングをしまくりましょう。そして一つ前の項の、『瞬間理解力』を高めるようにしましょう。

原因として考えられるのが、英文を日本語に訳していることです。これは前項とは状況が違い、英文をそのまま日本語に訳している→文法の順序が違う言語を日本語に訳しているため時間がかかると思われます。

ある程度追いつけるならSVO+いつ、どこと言っているな、と前からわかるのですが、時間がかかってしまうタイプは日本語の通りに訳すので「いつどこで、誰が何をどうした」と訳していきます。これこそ時間がかかるというもの。まずは短文から慣れていきたいところです。

まとめ

ひとくちに「リスニングができない」といっても中身は様々。

自分がリスニングしている時を思い出してどのタイプなのかを知ることが最初の一歩です。

~次回以降の予告~

・リスニング力を上げたいなら英語の発音を学べ!

・具体的なリスニング勉強法

を投稿する予定です。もう少し投稿の頻度を上げていきたいとは思っているので頑張ります・・・

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