1.SVCとSVO
聞いたことがあるという人も多いのですが、中身もわかっていないと英語の文章が作れません。
ところで、単語での会話になってしまうのと文章になっているのは何が違うのでしょうか?
その違いは主語と動詞があるかどうかという点です。
単語だけの会話の人は、語順関係なく思いついた単語を思いついた順序で話していきます。これはただの単語の羅列です。
英語の文章は、主語と動詞がその順序で並んでいれば文章と呼んでOKです。
この単語の順序=語順がとても大事なんです。何故かというと、英語は単語を並べて表現する言語ですが、位置によって意味や役割が変わってくるからです。
英語は単語の順序が大事
この文章を訳せますか?
I drink water.
もちろん「水を飲む」ですよね。それではこちらはどうでしょうか。
I water the plants.
植物に水・・・?と思いましたか?
基本がわかっている方なら、waterは動詞だなとわかるでしょう。
さて、先ほどは単に「水」と訳しましたが、二つ目の文章では「水をやる」と訳します。waterの位置が、主語の次に来たことで、名詞の「水」から動詞の「水をやる」という役割と意味に変わったわけです。
英語は必ず、主語の後に動詞が来ることを覚えておいてください。逆にいえば主語の次に置いた単語が動詞になるということですね。
そしてこの基礎を、知っているのにできていない人が意外と多いんです。わかってるよそれくらいと思ったそこのあなたこそ、意識してくださいね。
SVOCって何のこと?
次に、このSVC SVOというアルファベットが何を指すのかについて解説します。
S:主語 何が、誰がなど、文の主役となる、今からこれの話をするよというものだと覚えておいてもいいと思います。
V:動詞 動作や状態を表す。食べる、走る、住むというように、日本語ではウ段で終わる単語。
C:補語 主語を補って説明する単語。主に名詞や形容詞が多いと思います。
O:目的語 日本語で言うと、「〜を、〜が」と訳される部分。「犬が好き」なら、「犬が」の部分。
SVCやそれぞれの意味まで覚えなくても英文が作れればいいのですが、覚えていたほうが意識して英文にしやすいと思います。ここで大事なのは補語とか目的語という言葉ではなく、主語 動詞 目的語という決まった順序で単語を並べることです。
日本語と英語を見比べて説明します。
「犬が好きです」という日本語を見ていきます。
主語は「わたし」ですよね。
ちょっとそれますが、日本語の特徴として主語は省略されやすいのですが、英語は必ず主語がいるので、この場合は「好き」と言っているのが誰なのかを復元してあげる必要があります。英作文のヒントとして、この動詞の主語は誰なのかを意識してみてください。:)
主語を復元させて書くと「わたしは犬が好き」となります。
これは順番を入れ替えても分かりますよね。「わたしは好き、犬がね」でもいいし「犬が好きなの、わたし」と言っても伝わります。日本語は助詞という「〜を」「〜が」といった文字が、主語が目的語かを教えてくれています。
でも英語には助詞というものがありません。だから、単語の位置で決めるんです。
「I like dogs.」となりますね。
これを入れ替えたらどうなるかやってみましょう。
「I dogs like.」
「Dogs like I.」(ここでは分かりやすくするため、本来meのところをあえてIのままにしています)
としたらどうでしょうか。
最初の単語が主語、次の単語が動詞、さらにその次が目的語となります。
I dogs like.:わたしはlikeをdogsします。
Dogs like I.:犬たちはわたしのことが好きです。
という日本語訳となります。
同じ単語でも場所によって変わりますよね。英文は語順(単語の順序)が大事ということを今一度覚えてください。
それではもう少し詳しくSVCとSVOについて解説します。
まずSVCですが、これはS=Cが成り立つ文章のことで、be動詞と言われるis/am/are
が多く使われます。be動詞はこれとこれはイコールの関係ですよ、という意味の単語と覚えておいてください。
I am a student.→ I = a studentが成り立つ。
このイコールで結べる関係が成り立つ時はbe動詞を使ってSVCの形を作りましょう。
続いてSVOはSがOをVする、という関係です。
I study english.→IがEnglishをstudyするという関係です。この場合I=Englishではありませんよね。
これさえ押さえておけば基礎はなんとかなります。
*POINT
英語は単語の順序が大事!!
SVC:S=C
SVO:SがOをVする
気が向いたら下記の文章もチェックしてみてくださいね:)
Q.次の文の主語、動詞、補語、目的語はどれでしょうか。
I eat apples.
I bought coffee.
He was not smart.
Q.次の日本語を英語にできますか?
わたしはフランス語を学びました。(過去形で)
彼女は日本語を話します。
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