あなたはどっち派?理論派と感覚派
普段どうやって勉強をしていますか?
今の英語力、目的などによって変わってくると思いますが、自信を持ってその勉強を続けられるでしょうか?勉強方法として、座学だったりスクールで会話練習をしたりといったことが有名ですが、英語習得のタイプによって勉強スタイルを分けた方がいい場合があります。
それは理論派と感覚派。
大人のほとんどは理論派で、一つずつ頭を使って習得していくタイプです。
そしてもう一つ、教えていると少数ではありますが、ごく稀に感覚派の人がいます。こちらは理論派と逆で、細かい文法はわからないけれどなんとなく英文を作っていけるようになる人たちです。
この二つのタイプではそれぞれのおすすめの勉強スタイルがあるので、自分がどちらのタイプでおすすめのスタイルが何かを知り、日々の勉強に活かしてもらう、というのがこの記事の目的です。
勉強法に自信がないなら、ぜひ読んでみてください (^^)
二つのタイプ
理論派が大多数
技術より座学が先のタイプ。聞けるようになるのも話せるようになるのも、英語の基礎文法を学んだ上で、その後自分で頭を使いながら出来るようになっていきます。
母国語が固まった後は、ほとんどが理論から言語を習得していく必要があります。大人になってからの学び直しとなれば尚更で、英文をちゃんと分析して理解していく必要があります。なぜこの日本語がこの英文になったのか、主語がどれで動詞はどれかなど英文自体の構造を理解していく必要があります。感覚派と比べると、簡単な英作文であればすぐできるようになる人が多い印象です。
感覚派 かなり少ない
座学より技術タイプ。実際に話して聞いて、をどんどん繰り返す中で勝手に英語のパターンを身につけていくタイプです。
このタイプは英作文できるようになるまでの時間が理論派より遅い人が多いようです。というのも、、辞書なしで英語がわかるようになるまでには、10万語の英語に触れる必要があると言われているからです。ただ学習速度が早ければむしろ早い人もいるので、まちまちではあります。
こちらのタイプは文法や単語を細かく理解していくというよりは、1日2時間以上、3−5年続けて勉強していくと文法の説明はできなくても英語を話せる、という状態になります。人によっては5年以上かかります。
それぞれのおすすめ勉強スタイル
理論派は精読
英文を読んだり聞いたりするときに、これは英語ではこういうんだな、で終わってしまっては身につきません。文法、単語をチェックして、なぜこの英文になったのかを考えたり、同じ文章を自分で作れるか、というところまでみていけた方がベストです。
リスニングの勉強でも、どの音とどの音がつながって、どんな発音に聞こえているのか、どの単語が聞き取れなかったのかなどを確認していくのがおすすめです。字幕付きのものを使って、できれば自分のレベルに合ったものを使っていくのがいいと思います。
まずは座学、その後実践のスタイルですね。ある程度力がついてきたら実践をどんどん増やしていくのがおすすめです。
注意点;文法や単語の間違いに敏感になりがち
このタイプに時々いる、文法を気にしすぎて話せないという人。間違えたらどうしようとか、伝わらなかったらどうしよう、相手を待たせたらどうしようと不安になってしまいます。
英会話はあくまでコミュニケーションですから、とりあえず何かリアクションして支えようとしている姿勢さえ見せておけば問題ありません。むしろ頑張って伝えようとしてくれてるなと好印象にな場合もほとんどです。間違いにとらわれないように、あくまで会話を楽しむことを優先してください。
ということで、理論派は精読がおすすめです。
感覚派は形を覚える=インプットを増やす
パターンを自分で習得していくこのタイプは特にインプットの量が必要です。理論派は狭くても深く学び、理論派は浅く広く、といったイメージでしょうか。とにかくインプットを増やして、10万語と出会うようにしていきたいところです。
注意点;英会話の公式の変換が苦手な人が多い、言いたいことを英語にできるようになるまでがストレスで挫折する人も。
教材の英訳問題は得意でも、会話で自分の言いたいことを一から考えて英語にするとなると、途端に出来なくなる人が多いんです。理論派なら頭を使ってこうだからこう言えれば伝わりそうと工夫できるのですが、感覚派は直感的にかつ瞬時にこういえばいいのでは、と浮かばなくなってしまう可能性があります。一つなら言えてもそれが伝わらなかった時の対処が思い浮かばないとか、会話が出来るようになるまで時間がかかるとか、そのような理由で英語を学んでも挫折してやめてしまう人も少なくないとか・・・。
ということで、感覚派はインプット量勝負。
できればハイブリッドで考えていけたらスムーズ
英語の勉強は難しくて本を読んでもいまいちわからないという人もいるでしょう。そんな時はパターンだけ覚えておく、半分暗記で感覚派になれたら前に進めるかもしれません。文法はよくわからないけど、この形にすればいいんだな、この順番なんだな、と覚えていくようにできたら、いつしかその文法が理解できる日が来ます。
まとめ
狭く深く、座学が先の理論派
広く浅く、やって聞いて覚えてく感覚派
もしできたら、いいとこどりをして覚えづらいところは感覚で、順番通りにしていけるなら理論派の勉強法を取り入れていくとスムーズな勉強になりそうです:)
コメント
理論的と感覚的の半々かなぁ…
10万語はムリだから理論派になりたい💦
コメントありがとうございます!嬉しい・・・泣
一部感覚的に学べる、という点はとてもいいですね!理論ではうまく説明できなくても、英語という言語の感覚が少なからず身についているということですから、意図せず自然な英作文ができることもありそうです。
また気になる内容などありましたらコメントお待ちしております:)