【必要なのは英語力より日本語力でした。どうやって英語にする?②】〜英会話に必要なスキル<英会話の公式>〜

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はじめに〜具体的な英訳の方法〜

突然ですが、これ訳せますか?

「一寸先は闇」

「一寸」「先」「闇」を英単語でなんというのか辞書で引きましたね?それNGです。日本語での会話でも言葉が出てこない時に全部を調べますか?これをやっていると、必ずうまくいかない時がきます。なぜなら日本語にあって英語にない単語がたくさん存在するからです。

ふなっしーやピコ太郎さんの通訳をされた方をご存知でしょうか。その方が、なぜなんでも英語にできたのか?語尾の「なっしー」は英語に存在しません。これは通訳や翻訳という日常会話以上の勉強が必要なので詳しくお話ししませんが、気になった方はYoutubeを探してみてください。

さて話を戻して・・・なんでもすぐ調べる行為は今後やめてください。まずは自分で考えて形にしてから調べるのであればOKですが、自分の頭を使わずに知らない単語を調べて繋げる、これでは一生英語を話せるようになりません。

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「一寸先は闇」の解答例がこんな感じ。

No one knows what the future holds.

The future is a closed book.

One sun (unit of measurement) ahead is darkness. など。

(Weblio英和辞典より引用)

難しい・・・と思いましたか?

でも実はあることを意識すればこんな難しくない、

もっと簡単で、しかも中学レベルの単語や文法で表現できます。

それは『工夫すること』。この工夫ができないから、知識があっても英文に落とし込めません。知識がないなら尚更、この工夫をしないと英文にできません。

知識がないから英語を話せないのではなく、知識を使えないから英語にできないんです。

ではどうやって工夫していくのか?英会話の公式二つ目、『変換』を解説します。前回のSVCとSVOを踏まえた上で解説していきますので、SVCとSVOがわからない方、忘れてしまった方はこちらのページを読んでから戻ってきてくださいね。

変換

英会話の公式の目玉、『変換』です。

知識があっても英会話ができない人はこれができません。

さて、前書きの文章「一寸先は闇」というと、ことわざだし難しい・・・と思うかもしれませんが、難しく考えるから難しいんです。

ここでポイントなのが、『自分の知識の範囲で』英語にできるような変換にすること。

変換したつもりでも、自分の知識で表現できないのであれば、手詰まりですよね。

ではどう考えていくといいのか、『変換』のポイントは大きく分けて二つと、その他工夫の仕方も紹介します。

結論を訳す

一つ目のポイントは『結論を訳す』です。

「一寸先は闇」についてはこう考えてみましょう。

一寸先は闇=未来は誰にもわからないということを言いたい。

=「未来について知っている人はいない」

この変換さえできれば簡単な英語で表現できますよね。

Nobody knows about future.

と言えばSVOで、受け身などもそこまで難しい単語も使わずに表現できます。

言いたいことがあった時に、『つまり何を言いたいのか?』を考え、それをえいやくすること。これが変換の一つ目のポイントです。

ようやくしたことを英文にしてもいいし、最終的にこれが伝わればOKという内容を英語にできればいいんですね。

 

小学生がわかるくらいの簡単な日本語にする

二つ目のポイントが『小学生がわかるくらいの簡単な日本語にする』です。

「一寸先は闇」ってなんていう意味?と小学生に聞かれたとしたら、なんと答えますか?

先ほどと同じなってしまいますが、未来に何があるかわからない、だれも未来のことを知らないということだよ、と簡単な日本語にして説明しますよね?

このように難しい言葉は、小学生にわかる日本語にしてそれを英語にする、という方法があります。

日本語を日本語にして、それを英語にするイメージですね。

難しいと言われますが、これこそ日本語力次第。難しくしか言い換えられない人はしばらく苦戦しますが、練習していればいつか慣れます。

 

その他の変換方法

上記方法は、なれるまで難しいかもしれません。普段から頭を使って、これを簡単にするとどうなるのか、日本語の表現の幅を広げてくださいね。

そして、他の考え方をすることもできますので紹介します。

ただし、前提として「自分の知識で英訳できる変換先の日本語」を採用してくださいね。

主語を変える

まずは主語を変える方法です。

「わたしはこのコンピュータを使う」

という文と

「このコンピュータはわたしに使われる」

という文は、実質同じことを言っていますよね。

一つ目の主語は「わたし」、二つ目の文は「このコンピュータ」が主語になります。知識があればどちらでも英訳できます。

今言いたいことを言おうとした時、主語の次が思いつかなくなったら、まずは違う主語を考えてみてください。

動詞を変える

主語はそのままでも、動詞を変えることもできます。

「わたしはこのコンピュータを使う」なら

I use this computer.はもちろんのこと、I study English online.と言ってもオンラインですから、コンピュータを使っているのかなと相手が想像できます。

接続詞を変える

文章が長い時は、接続詞を変えてみることもできます。

例えばbecauseとsoの違いがわかれば、それで2文作れますね。

before after, when, while, if, andなども内容によっては使うことができます。組み合わせをパズルしてくださいね。

文章を分ける

そもそも長く複雑になってしまったり、繋げる文法がわからん!というときはこれ、『文章を分ける』が効果的です。一つの文章に一つの情報を入れるようにしてください。

「わたしは、友達が買ってくれた傘を電車におき忘れてしまった。」

という文章を考えた時に、関係詞が必要になってきます。が、日常会話ではなるべくシンプルな方がわかりやすくなりますし、特に知識がない人なら絶対文章を分けてください。

「わたしは傘をおき忘れた」

「それは電車に」

「その傘は友達がくれた」

と言っていけば、同じ内容をSVCとSVOだけで表すことができますよね。

まとめ

『変換』の仕方はいくつかありますが、まとめるとしたら『簡単に言い換える』。

自分の今ある知識をうまく使って変換に変換を重ねれば、形にすることができます。

習うより慣れろ、と言いますが、この『変換』は苦手とする方がほとんどです。しかし慣れてきたらかなりスムーズな英作文になっています。

数をこなしてくださいね:)

 

 

 

 

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